説明
「オールシーズン使えるロングスリーブ」
カットソーシリーズ:ショートスリーブ/ハーフスリーブに続いて今回リリースするのはロングスリーブ。
YMカットソーシリーズのリリース品はPrimeflexを使用しておりロングスリーブはSnug(スナッグ)というネーミングでフリース生地タイプを2022年にリリースしました。ロングスリーブはもともと薄手のグリッドフリースやフリースをメインに真冬のインナーやランニングのトップとしてフリースを選定し、結果2022年にSnug long sleeveをリリースすることが出来ました。
冬のハイクなどには十分なスペックでしたがトレイルランやロードラン、トレーニングで使いたい方にはややオーバースペックで普段着として使って頂くことが多かったとかと思います。
やはりPrimeflexか。。。と
実際「着ていることを忘れさせる」をテーマにリリースしたYMカットソーシリーズはその名の通り年中インナーやトップとして使って頂くことが多く、だったら斜に構えず素直にPrimeflexのその生地の機能美を甘んじてうけようと形にすると本当に理想通りのロングスリーブに仕上がりました。
普段のランニングや里山~低山でのトレイルランニングにも使いやすいように配慮し、生地はやはりPrimeflexが一番使いやすいのでこの生地に落ち着きました。
少し身幅を大きめにとっており換気がし易いこと、また肩をドロップショルダーに仕上げているところや肩の縫製がザックのショルダーと干渉しにくくなっているところがデザインの大きな特徴でストレスフリーで着用頂けるのはもちろんのこと、山やラン、トレイルランニングでも年中使い易いカットソーに仕上がったかと思います。
商品説明
素材
ポリエステル100(ポリエステル51 / 複合繊維=ポリエステル 49)
本体生地と重量
東レ / Primeflex®︎ : Mサイズで約250g
特長
- ストレッチ
- 吸水速乾性
- アウトドア向けオリジナルパターン
- 汗シミ軽減
- 耐摩耗性
- UVカット
動きに追従する吸い付くような着心地と吸水速乾性、そして腕や肩の可動域を大幅に上げる独自のパターンを兼ね備えたこのカットソーはトップスの様でトップスでない、でもアンダーの機能も果たしながらもアンダーではない、トップスとアンダーのミドルレイヤー:中間着としての機能が有ります。特に肩が凝りやすい方は是非このカットソーを体感して欲しいです。
シンプルに左ポケット下に挟み込みピスネーム
特にこの軽い生地感でのUVカットは秀逸です。標高の高い山でうける厳しい紫外線も軽減してくれますし、夏の海ではラッシュガード的な使い方も可能です。
縫製
縫製は当初フラットシーマーや3本針両振りにして縫製部のフラット化を目指しました。
しかしprimeflex®︎生地にはミスマッチの縫製でした。それはprimeflex®︎の肌触りが良すぎるからで、縫製部分の糸が多ければ多いほどprimeflex®︎の肌触りが際立ち縫製部がややストレスになりました。
その結果、縫製違いだけで3種類のサンプルを作成して比較することになりました。サンプル代だけでも結構しますが、お付き合いいただいた専属のパタンナー様や新規の縫製工場様には感謝しております。
結果、やはり2本針4本糸ロック仕上げに落ち着きました。
※2本針4本糸ロック仕上げ
当初は3本針両振りという仕上げにしかけておりましたが、、、
※3本針両振り
表から見ても裏から見ても飾りステッチとしてそして縫製部をフラットにできごろつきが解消すると思いましたが、primeflex®︎には不向きな仕上げだったようで、アンダーウェアの上から着用することを基本とし、一般的なカットソーの2本針4本糸ロック仕上げが適しておりました。
サイズ感
身幅はゆとりを少しとって大きめに、肩はドロップショルダーを少し取り入れております。ただ袖付けの「アームホール」部分は太すぎ細すぎずの寸法を取っておりますので動きに追従しやすく、ザックのハーネスも引っ掛かりにくし仕上げになっております。
こちらは172cmでLを着用しゆったりフィット、Mでジャストのデザインに仕上げております。
こちらは175cmでLサイズを着用しており着丈感はジャストになっております。
パターン
「肩に縫製部」を設けないことで、可動域をラグラン同様に広げ、且つ、さまざまなアクティビティへストレスをかけずザックのショルダーハーネスが「縫い目」に干渉する事も避けております。
生地は非紡績糸のため擦れ・摩擦には強い生地で、メッシュドライ生地なら重量のあるザックや動きの激しいトレイルランのザックを背負うと使い方次第で一夏でダメになります。しかしPrimeflexはその点見事にクリアする性能。※粗いメッシュで摩擦がかなり多い場合など状況によって程度は異なると思いますが月70-100kのトレイルランやライトハイク系ではピリングは見受けられませんでした。
ポケット
「腰高」に配置したポケット内は袋布を上部ステッチ止めしておりポケットをすっきり固定。内側の生地も表生地同様Primeflexを採用しております。ザックのウエストベルトの干渉を防ぐ配置となり少し上にポケットを配置しております。また手袋や携行食などが入れやすいようにポケットの袋布も少し大きめにとっております。
※少し腰高に配置したポケット
※画像は裏返ししたポケット位置
サムホール
袖の切り替えしに配した「バインダー仕様」の使い易いサムホールはちょっとした行動中・停滞中のハンドウォーマーとしてご利用くださいませ。
補足※袖の切り替え部に配しているので切り替えに沿ってお袖を通して頂いて指を通してご使用くださいませ。切り替えに付いている分若干の入れにくさと捻じれを感じる部分があるかと存じますがこの製品の仕様となります。
生地特徴
他のポリより高く臭いが付きにくく、且つ汗が目立ちやすいカラーでもこの生地は汗シミ目立ちにくいです。
例えば定番のグレーは色味的にもなんにでも合わせやすく、濃い目のボトムス(カーキ、オリーブ、ベージュ、ブルー、黒)などに合わせやすく重宝しますが、「汗染み」のコントラストで嫌煙するかたも多いのでは。。。
発汗量の多いランやトレイルで試しましたが、、、
1: ブラック汗染み
2: チャコールグレーの汗染み
※上記画像は同素材のYM Short sleeve sample
よくあるグレー特有の大きな汗染みはかなり「目立ちにくい」と思います。
そもそも白に近い、淡い色は光が「乱反射」して白っぽく見えており、水分を生地が保持する事で光の「吸収」がその水分エリアで発生し、暗く見えてしまいます。それが汗染みが「目立つ」原因=コントラストとなります。
当方も発汗量が比較的多いほうでこのテストで汗が目立つようならばブラックのみで統一しようと実は考えておりましたが、良い方向に裏切られて少し薄めのグレーでも良いかと思い採用しております。