説明
山町ザックあらためYM Back Pack
ザック構成
構成部材
- ショルダーパッドの前面と背面パッド部:オックスナイロン240D(テフロン加工品/裏PU)
- ショルダーパッド裏面:メッシュパッド
- 背面メッシュ:抗菌ダイヤメッシュパッド
- 吹き流し:100Dナイロンリップ(テフロン加工)
- フロント本体:X-PAC or ECOPAK
- ボトム:コーデュラ420D
- フロントポケット+縁:ツヌーガ® + ハードメッシュ(ナイロン100)
- テープ系各種:ナイロン部(本橋テープ)+PPテープ(本橋テープ他1.2mm)
- コード:MOUNTDOORオリジナルダイニーマコード(反射糸混)
- プラパーツ:海外
重量:約380g (X-PAC70D ボディの場合:本体生地によって変動有り) *背面ウレタンパッド抜きでの重量
背面パッド込みで約415g
寸法:背面 H50cm×W27cm程度
容量:最大約~32L (本体約25L 吹き流し巾着部+メッシュポケットで+~7L程度) * 「容積計算」で算出しており誤差はございます。あらかじめご了承くださいませ。
ザックの仕様
1: ショルダーパッド

2: バックパネル
「肩甲骨付近」で背負うことを想定しており、汗の良く出る部分を広く、汗が伝っていく方へ細くなるようにメッシュを配置。
ナイロン部分はショルダーパッドと同じ素材ナイロンオックス240D、そしてセンターに配するメッシュは抗菌性の高い「ダイヤメッシュ」を贅沢に採用します。メッシュも厚手かつ通気性も高い素材を使用しています。
3: ロードリフター
25~30Lクラスにはあまりないかと思いますが、ザックを身体に引き付けやすいようロードリフターを備えております。こちらは先端を摘みやすいように設計しております。1.2mm厚タイプのテープを各所に設けており、一般的な薄口のナイロンのようにアジャスタを開放してスルスルっと解放できないタイプになります。
設計者の僕自体がトレイルランから山に入った人間なので、なるべく緩まないテープに設計しています。これによってより身体とのフィット感が生まれ、更にロードリフターで背中に張り付けるようにすることで動きやすさを重視しロードリフターを配しました。
よって、、、
- 身体に密着することで急登での動き易さを確保
- トレイルランのように軽快さを確保して下りやすさも向上
を得ることが出来ました。
4: ポールループと固定方法
コンプレッションコード利用して使えるように設計しております。
上段は下図のようにアジャスターパーツを背面パッド側へ右手親指で押し、左手でコードアジャスターパーツを押します。
そのまま左手はコードアジャスターパーツを押したままコードを後ろに引くとテンションがかかります。
次にコードの輪の中にトレッキングポールを通します。
右手でコードアジャスターパーツを押してパーツを前に押しつつコードエンドを後ろ側に引くと
上段部でポールを先ずは固定します。
次にボトムに配置しているループにポール先端を通します。
ループは先端が通しやすいようにしておりトレッキングバスケットが引っ掛かりやすいようにしております。
ポール用のループ(本橋テープ)をボトムの両サイドに配置しています。
*バスケットが無い場合にはループを半回転ねじると径が小さいくなるので石突パーツが引っ掛かりやすくますがそれでもダメな場合にはメッシュポケットにポール自体を入れてコンプレッションコード上段部のパーツでポール上段を固定してザック全体をコンプレッションすればポールをメッシュポケット内で固定できます。ただ、メッシュポケットがコードループより10cm以上上段に設置されているので、ポールが上部に10cm以上出てしまいます。行動の際にはご注意ください。
5: アタッチメントパーツ
なるべく厚めのグローブを着用している時にも操作しやすい軽量のパーツを選びました。
クロスバックルは指で押しやすいように設計されておりますので、
露骨に大きい作業手袋で実験しますが、このような手袋でも摘まみやすく
難なく押してバックルをリリースすることが可能です。
このバックルは吹き流しのアジャストテープ部にも採用しております。
6: 背面パッド
背面にはP-Eライトと呼ばれる耐候性、断熱性に優れたポリエチレンフォームを入れております。
発泡倍率を3種類試し、個人的にこのザックに一番気持ちいい少し柔らかめの背負い心地のものを選んでおります。*ただし背負い心地は個人差が御座いますので少し違うなあ、と感じられたらご自身にあった硬さのお気に入りの背面パッドを入れてご使用頂ければとおもいます。
またザックを裏返してご説明しますが、
ギリギリのサイズ感になりますが個人的に大好きな EVERNEWさんのスリーピングパッド:FP mat 125が入る程度のサイズに仕上げております。FP matに変えることで「硬め」のパッドとして使え、標準で入っているウレタンフォームを取り換えて使用するにはお勧めです。スペースの余裕を持たせれば「FP mat 100」でもよいと思います(*背負い心地はガラッと変わります)もし硬めのものを検討したいけど何かいいものはないか?とお探しの方は是非参考にしてみて下さい。
ある程度背面スペースにはゆとりを持たせておりますのでマットを入れて薄型のPCなども入れることも可能です。
7: ECOPAKとX-PACの違い
X-Pacの在庫がなくなり次第順次ECOPAKへという素材に切り替えていきます。X-PACと似たデザインのX格子ですが、X-PACのように縦長の格子ではなく、均等な格子になります。
カメラの表現限界ですが、ECOPAKはポリエステル素材のため光の当たり方でやや光沢感が見えます。見た目の差異・特長的なところではこのぐらいで、各メーカーの数値を色々なサイトで比較しても性能として防水性や引張・引き裂き強度もほぼ変わらずの仕様です。
*正直なところX-PACも製造ロット間(生産日が違ったり同一日でも設備や作る時間や人が異なる場合など)で染色具合が異なりますので、色目も異なることが多いのでこればかりはコントロールしづらく。。。
計画している1stロット生産数分で在庫しているX-PACを使い切る予定ですが、生産上のミスでX-PACをロスする可能性もあります。今回の1st生産予定数ではプラスアルファの数量を確保はしておりますが、もしECOPAK素材への切り替えに該当するお客様へは個別にご連絡差し上げECOPAKへの変更をお願いするかと思います。その点ご容赦頂ければ幸いです。。。
8: 遊び心 サコッシュとのドッキング
YM SacocheのコードアジャスターとYM Back packのコンプレッションコードのアジャスターパーツは同じパーツを使っているので
このようにドッキング可能です。
サコッシュをウエストバッグ代わりに使うことも出来たりするので色んな汎用性があります。是非YM Sacocheユーザー様はお試しいただければと存じます。

9: 背負い方は自由
重心が肩甲骨付近で背負うと気持ちよく動きやすい設計にしています。というのがMOUNTDOOR的なご提案でございますが、人によって背負い方は様々。。。
10: パッキング
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