説明
開発背景
ポーチから始まったAnywhereシリーズ。とうとうサコッシュにまで及んだその背景からご説明しますとYM Sacocheを今期少し小さくして設計調整しておりますが、機能をそのままにすると限界がありサイズ調整の限界を迎えました。元々YM Sacocheはハイクをメインに設計しており、仕分けポケットが多かったり容量もあったりとこれ一つでかなりまかなえてしまう機能が有りサイズ的には今主流の小型系なファニーバッグと比べると大きいイメージがあります。
日常使い頂いてる方も多くいらっしゃりますがイベントなどでお話するとサコッシュが大きいのでもう少し小さいのはないですか?というお問い合わせも多くいただくようになりました。日常で多く持ち運ぶ方には事足りる機能も、物をあまり持ち歩かない方にとってはオーバースペック。。。
う~んと考えた末に、「日常中心だけどハイクでも使える」コンセプト・方向で考えた末にちょうどAnywhereシリーズをDCFで始めたのでこれを機にポーチと似た構成でシンプルに仕上げて日常に溶け込みやすいデザインと最低限の機能を、また勿論ハイクでも使える機能に仕上げました。
仕様
本体構成
- 本体生地:DCF2.92oz相当(フロントポケット側は1.43oz相当)
- ファスナー: YKK アクアガード-光沢
- W22cm程度×H13cm程度×D4.5cm程度
- ショルダーベルト(20mm) PPテープ(Dリングが変更)
- ショルダーコード:MOUNTDOORオリジナルダイニーマコード*コードには3点止めのフックも装着しています
- 本体重量: 約24g (*ショルダー含むと約45~47g程度)
- 耐理想荷重:300g以内程度
- ※構成部材は調達の関係で予告なく変更する場合がございます。
<使い方動画>
※動画はYM Sacocheになります。ショルダーの使用方法は同じです。
1: 構成
・ポケット
YM Anywhere Poach -Two-と同様フロントの内側に仕切りポケットを1つ設けております。1.43ozで仕切ろうと思いましたが張り感が少なかったので本体同様の2.92oz相当生地を内側に使っております。
最初は硬い素材ですが使い込むうちにコットンのような柔らかさになっていくので内側ポケットも張り感は薄れてしまいますので仕分けるときに仕切りを調整しながらご使用ください。
・キーフック
内側にはおなじみのDリングキーフックを搭載しております。
鍵など落としたくない貴重品を取りつけたり、YM Minimal walletのリングと取り付けて使うことも可能です。
2: アタッチメントとアジャスター
・アタッチメント
かつザックとのドッキングもし易いように考えていました。
また、右掛け、左掛けの声が少しずつ増えてきたので、ストラップをスイッチ出来る様にも考えた末、アタッチメント採用に踏み切りました。強度面も十二分です。
・アジャスター
アジャスターを今回ショルダーベルト側にも採用しているので、さらなる可変調整が可能。腰に巻くことも可能なのでバリエーションはかなり広がりました。
3: 容量
YM Sacocheに比べて容量は小さいですが必要最低限。推奨は300g程度まで容積の大きいものを入れてしまうとスペースが限られてしまいますがこのぐらいの容量はあります。
マチがやや広めなのでこれで360g
容量オーバーですがこのぐらいのものを入れることも可能ではあります。
4: サイズ感
2022年までのモデルと比較して1周り以上ちいさくなっております。見た目の印象がぐっとかわりより使い易さが向上しました。
かなり小型になりフロント周りのサブポケット替わりのような使い方になり必要最低限のサコッシュになります。
5: ちょっとした遊び心
・ランタンとして
ヘッドライトを入れると透過しやすいのでちょっとしたランタン代わりに使用できます。ブラックなど濃い色は光を吸収してぼんやりと光る程度。グレーはやや控えめですがブラックよりも明るいイメージです。オリーブは全体が緑っぽく光り落ち着いた感じになります。ホワイトが光の反射が多いので一番光の量が多いです。
・スマホ確認
フロントポケット側に入れるとちょっとしたスマホ確認に役立ちます。使い込むうちにフロント側の生地もシワになって画面が見えづらくなりますがスマホが通知したりするぐらいの確認も可能です。
製品のご注意事項
- 製造上どうしてもシワがついてしまいます。あらかじめご了承くださいませ。
- 耐水の高い生地=10,000mmですが完全防水(シーム処理)ではありませんので、濡れても大丈夫なようにケースの中のものをご自身で処理くださいませ。
- 素材の特性上ボンディングの接着樹脂が重なっており色が以下の様に濃く横にLineとして見える部分がところどころ御座います。DCF生地の製造上の特性となりますので気になる方は購入をお控えください。ボンディングの際に細かなダストが封入されている部分も御座いますのでその点もご了承の上ご検討ください。
- 薄手の生地になりますので中に鋭利なものや周りに鋭利なものと干渉する場合には生地が破れる可能性が御座いますのでお取り扱いにご注意ください。
- 生地特性上しわになりやすく生地段階でしわや拠れている部分が御座います。なるべく目立ちにくい部分を使っていますがその点含まれているプロダクトになりますので気になる方は購入をお控えくださいませ。